株式会社カワハラ技研

1945年(昭和20年)より建設業に携わり、1967年(昭和42年)に熊谷組の「川原班」を母体とした建築施工会社「川原工務店」設立。
1987年(昭和62年)40年以上にわたる総合建設業の枠を超えて 他業種・他技術と融合を図り、事業構築することで 社会貢献度の高い事業の推進を目的に設立したのが「株式会社カワハラ技研」です。以後、総合事業企画会社として「衣・食・住・遊・医」あらゆるテーマの中で経験を積んで参りましたが、2011年の東日本大震災を機に、さらなる社会貢献を天命と定めて事業転換を図りました。 現在は、建設を軸として長年培ってきた知識や技術を活用して生み出した数々の発明の実用化のため、製品開発メーカーとして事業を展開しております。

理念

異業種技術混合/テクノミクスにより
社会への還元と奉仕の精神をもって
共により良い社会を実現する

企業は人であり、規模の大小ではありません。
小さな体に大いなる精神をもってことにあたれば、恐れるものは何もなし。
「小さな巨人」が我々の原点です。
異業種混合/テクノミクスとは、企業内外を問わず異なる分野の技術・技術者や仕組みを混合させて新しい価値を創造することです。
共に力を結集し、異なる技術やノウハウを融合させることにより、私たちの社会や環境に貢献します。

代表挨拶

「何故だろう」という飽くなき探究心。
「正しいものは正しい、良いものは良い」という揺るぎない信念。
「たとえどんなことがあろうとも諦めない」という不屈の精神。
これらを突き詰めた先には必ずや何かが生まれるはずです。
これこそが「技術」であると確信してこれまで歩んでまいりました。

「技術」とは、ただ単にモノ作りのためにあるだけでなく、人と人のかかわりの形成も含め有形無形にかかわらず、ありとあらゆるものを作り上げていくための必要欠くべからざる要素であり、いわば「人」と「モノ」の架け橋です。

その根底には相手を慮る(おもんばかる)心があって初めて活かされるものであると確信し社員一人一人がその精神を心において研究・開発・製造に取り組んでおります。
世の中の環境はめまぐるしく変化し価値観も変わり、利益追求を優先する今の時代に「人」を核とした確かな技術とソリューションを追求すべくカワハラ技研は少数精鋭の「小さな巨人」を目指し日々邁進いたしております。

株式会社カワハラ技研
代表取締役
川原 愉

会社概要

会社名 株式会社カワハラ技研
所在地 〒104-0052
東京都中央区月島2-2-10 クエスト正徳201
設立 1987年(昭和62年)6月24日
資本金 9,205万円
代表者 代表取締役 川原 愉

アクセス

沿革

■1945年/昭和20年

  • 川原工務店の前身である建設業を開業。躯体を中心とした工事に従事。

■1967年/昭和42年

  • 有限会社川原工務店設立。総合建設会社として建設業に従事。(設立~1983年施工件数:144件)

■1984年 /昭和59年

  • 自社賃貸マンションを所有。不動産部門を設立し賃貸ビルの営業、管理業務開始。

■1987年 /昭和62年

  • 株式会社カワハラ技研設立。
  • 総合建設業の枠を超え、あらゆるテクノロジー分野に係わる企業を目指し「テクノミックス=異業種技術混合」という発想のもと事業を推進。
  • キャノン㈱のレーザーカラーコピー代理店業務開始。
  • 自社直営ビデオレンタルショップ「AV.DAM」を企画、営業開始。
  • オーディオ/ビジュアル業界へ進出。

■1988年/昭和63年

  • 仏料理店「DE RIVAGE」を企画、設計、施工。同年自社営業開始。
  • 外食産業に関する徹底調査を行い、当社独自のチェックリスト(法務・税務・企画・計画・資金・出資・ 設計・施工・維持・管理・運営)を完成。

■1989年/平成1年

  • 映画「バットマン」に登場する架空都市「Gotham City」の極東サブライセンサー契約をワーナーブラザースと締結。
    衣・食・住・遊の総合産業「GC Project」を企画。海外企業との著作権ビジネスのノウハウ並びにライセンス契約に関する知識を修得。
  • 千葉県幕張市の住友ケミカルビルに、企業内診療施設を設ける医療事業構想「CLINIC・FUTURE」計画を提案。
    健康管理と厚生年金団体との老人医療を主眼に置いた新発想の医療システムとして注目を浴びる。

■1991年/平成3年

  • ワーナーブラザースとのライセンス契約「Gotham City」ブランドを基盤にしたエンターテイメントマガジンの発行を企画。
    日本初の海外向出版、国際雑誌の発想を盛り込む。

■1992年/平成4年

  • 神奈川県湯河原にリゾートマンション「ユトリート湯河原」建設を企画。
    大規模開発に伴う住民・行政・法律に関する諸対応、並びに広報・販売に関する独自のノウハウを確立。
  • NTT回線を使った遠隔同時画像情報システム「ビデオシステムステーション」の商品開発を企画。
    キャノン㈱、キャノン販売㈱、㈱日立製作所と技術契約を締結。 
  • 麻布十番に会員制 Bar「鍵」を企画、同年開業。会員制に関する法務・税務対応を研修。

■1995年/平成7年

  • 北海道夕張市の誘地依頼による「高齢者コミュニティー施設」を企画。医療、並びに高齢者、身障者に関する諸問題を研修。
  • 医療法人「積善会」の経営維持並びに新事業の提案書「SUCCESS・70」を作成。
  • 相続対策を含めた法務・税務、設計、施工の総合事業として提案。
  • 「無機酸化物結晶化技術」の研究開発を開始。

■1996年/平成8年

  • 野村土地建物㈱主催による、日野市に建設する共同住宅の企画、設計施工の指名コンペに参加。5社中、東急建設の次席となる。
  • 野村土地建物㈱の「アイビーコート高砂」「アイビーコート川崎門前仲町」コンペにて選出される。企画・設計・施工を受注。

■1997年/平成9年

  • トヨタ自動車㈱傘下の神奈川トヨタグループより神奈川県川崎市のディーラーショップ「DUO川崎」の企画・計画を依頼される。
  • 神奈川トヨタグループより神奈川県横浜市の自社所有地の有効利用のため「C-2Project」の企画・計画を依頼される。

■1998年/平成10年

  • 立飛企業㈱所有地の土地有効利用計画にオートモール計画を提案。

■1999年/平成11年

  • 野村土地建物㈱の「アイビーコート目黒」コンペにて選出される。企画・設計・施工を受注。
  • 野村土地建物㈱より全国の自社所有不動産(土地・建物)の調査及び有効利用のための企画・計画を依頼される。
  • 本田技研工業㈱より同社の初の試みである複合ディーラーショップ(ベルノ、クリオ、オ-トテラス)=「ホンダビレッジ稲毛新築工事」に於けるコンペ企画立案、概要作成に至る業務依頼を受ける。
    同時に設計施工コンペ方式を提案、指名コンペに参加、スーパーゼネコン含む10社中、最終選考迄残るも鹿島建設㈱の次席となる。

■2000年/平成12年

  • 神楽坂に会員制 Bar「毘ん(びん)」を企画、営業。
  • ホンダ中古車販売㈱より「ホンダオートオークション(HAA)東京会場」用地取得業務を依頼される。
  • 立飛企業㈱に、同社所有地の有効利用計画の第一弾として10,000坪の「オートモール計画」を提案し敷地内に「HAA東京会場」誘致。同会場の企画・設計・施工受注。
  • ホンダ中古車販売㈱より「オートオークション(HAA)」全国展開計画の企画立案を依頼される。
    富士通㈱との技術開発協力体制のもとでPOSシステムによる全国同時リンク化に着手。
  • 財団法人「日本科学技術振興財団」に対し、北の丸公園の「科学技術館」の特別展示として本田技研工業㈱による
    「ホンダの技術と未来展」の出展を企画及び会場デザインを提案。門外不出とされている歴代ロボット「ASIMO(アシモ)」、F1カ-等の展示に成功。 

■2001年/平成13年

  • 本田技研工業㈱に、同社初の試みとなるオールホンダディーラーショップ(プリモ、ベルノ、クリオ、オ-トテラス、二輪)の企画を提案。
  • 立飛企業㈱に、同社所有地の有効利用計画の第二弾として、「ホンダドリ-ムピア立川」計画を提案し、敷地内にオールホンダディーラショップを誘致。「ホンダドリ-ムピア立川」企画・設計・施工を受注。
  • ホンダ中古車販売㈱より「HAA関西会場」 新築に関する企画計画立案、並びに用地開発を依頼される。
    神戸市港湾整備局誘致推進課と折衝、神戸市小野浜町に「HAA関西会場」誘致。「HAA関西会場」の設計・施工を受注。
  • 「HAA名古屋会場」の設計・施工、「HAA福岡会場」の企画・設計を受注。

■2002年/平成14年

  • ホンダ中古車販売㈱のHAA全会場(東京・関西・名古屋・福岡)同時リンク化完了。ホンダ中古車販売㈱より表彰される。
  • ホンダドリーム立川(二輪ショップ)が「トステムフロントサッシュ全国大会」でグランプリを受賞。

■2003年/平成15年

  • イギリスのマン島で行われる世界最高峰の公道レース「マン島TTレース」に参戦。
    同レースに1997年以来参加している日本人レーサー「前田 淳」のマネージメント、マーチャンダイジングの企画を行う。
    「マン島TTレース」ではレーシングチームの監督を勤め、参戦4クラスの内3クラスで日本人として20年ぶりのブロンズトロフィーを獲得。
  • 神戸市みなと総局より「メリケンパーク(神戸市中央区波止場町)」の活性化のための企画業務受注。
  • 英国政府観光庁より「JATA世界旅行博2003」英国政府観光庁『BRITAINブース』デザインコンペに参加を依頼される。デザイン・設計・施工を受注。
  • タキヒョー株式会社の自社ブランドの1つである「elite models」店舗デザインコンペに参加を依頼される。デザイン・設計・施工を受注。
  • 神戸市みなと総局より「LOGISTICS PROJECT」並びに「第一突堤再開発事業(神戸市中央区)」の有効活用のための企画業務受注。

■2004年/平成16年

  • 「JATA世界旅行博2004」において、 英国政府観光庁『BRITAIN ブース』、マカオ観光局『マカオ ブース』、O・A・G・ワールドワイドリミテッド、『OAGブース』のデザイン・設計・施工を受注。
  • 新日本機械工業(株)(MASDAC)の食品工場の設計・施工及び HACCP(Hazard Analysis Critical Control Point)、AIB食品安全統合基準、GMP(Good Manufacturing Practice)を含めた監修を依頼される。
  • 「エネルギー変換素子」の研究開発を開始。研究開発部を設立。

■2005年/平成17年

  • 草津高原リゾート開発㈱より同社所有の32,600坪の有効活用企画を依頼される。娯楽施設、商業施設、宿泊施設の総合開発企画「(仮称)YUTREAT草津」を提案。

■2007年/平成19年

  • ㈱流通サービスより西宮物流センターの設計・施工のコンペから竣工までの監修を依頼される。

■2008年/平成20年

  • 神奈川トヨタ/KTストアマネジメントより自社所有不動産物件の有効利用計画「法泉集合住宅」企画・設計を依頼される。
  • 神奈川トヨタ/KTストアマネジメントより自社所有不動産物件の有効利用計画「新子安集合住宅」企画・設計を依頼される。
  • 次世代発光体「無機EL」の研究開発を開始。

■2009年/平成21年

  • 「新高機能先進素材SOMA107」の研究開発を開始。

■2010年/平成22年

  • 「SOMA107」の放射線遮蔽力及び各光領域に関する精査開始
  • 「SOMA107」のガンマ線照射による遮蔽率を公的機関で測定。
  • 「SOMA107」のX線照射による遮蔽率をSPring-8で測定。「SOMA107」の電子線照射による遮蔽率を大阪府立大学放射線研究センターで測定。
  • 「SOMA107」の中性子線照射による遮蔽率を住重試験検査で測定。
  • 「SOMA107」を主材としたPPE(放射線遮蔽防護服、生命維持装置 等)の開発開始。

■2011年/平成23年

  • 東日本大震災/福島原発事故
  • ガンマ線照射測定では日本屈指の施設である兵庫県立大学高度産業科学技術研究所/ニュースバル及び所長の宮本修治教授との研究体制を確立。
  • 東レ㈱から、共同研究開発を目的として「SOMA107」の受注。
  • 除染作業対応「防護服」及び「宇宙服」の研究開発開始。
  • 廃棄物収納容器「デコポッド」の開発開始。

■2012年/平成24年

  • RADIEX2012(環境放射能除染・廃棄物処理国際展)東レ㈱ブースにおいて「SOMA107」「デコポッド」の製品紹介パネルを展示。
  • 「SOMA」及び「SOMAX」商標登録。
  • 「放射線遮蔽材及びその製造方法」特許登録。
  • 「防護服」意匠登録。
  • 「放射性物質汚染廃棄物収納容器」意匠登録(3件)。

■2013年/平成25年

  • 汚染水対応の大型容器「メガデコポッド」の設計開始。
  • 防護服専用の冷却装置「クーリングスター」の開発開始。
  • 冷却装置用の冷却デバイス「CSデバイス」の開発開始。
  • 「CSデバイス」試作品完成。社内で冷却時間テスト実施。
  • 「デコポッド」試作品完成。社内で水漏れテスト実施。
  • 「防護服」試作品完成。
  • 「クーリングスター」試作品完成。
  • RADIEX2013(環境放射能除染・廃棄物処理国際展)に㈱廣瀬商会と共同出展。「デコポッド」「クーリングスター」「防護服」の試作品を展示。
  • 東京電力㈱本社にてソーマ・デコポッド・防護服・冷却装置のプレゼンテーション実施したところ「デコポッド」に関心を示す。
  • 東京電力㈱本社にて「デコポッド」の打合せを行う(全5回)。
  • 東京電力㈱福島第1原子力発電所を視察、現地にて打合せを行う。
  • 「放射性汚染物質収納容器」特許登録。
  • 「生命維持装置」特許登録。
  • 「放射線防護服および宇宙服」特許登録。
  • 「DECOPOD」及び「デコポッド」商標登録。

■2014年/平成26年

  • 東京電力㈱本社にて「デコポッド」の打合せを行う(全3回)。
  • 東京電力㈱福島復興本社(Jビレッジ内)にて「デコポッド」の不採用通告を受ける。
  • 「放射線遮蔽材及びその製造方法」特許登録。
  • 「収納容器」意匠登録。
  • 「プレキャストコンクリート製構造体」実用新案登録。
  • 「RADIOACTIVE CONTAMINANT CONTAINER」米国特許登録。

■2015年/平成27年

  • 「冷却装置」特許登録。
  • 「防護服」特許登録。
  • 「収納容器、及び収納容器の保管方法」特許登録。
  • 「クーリングスター R1」試作品7台完成。社内で空冷テスト実施。
  • RISCON TOKYO(Security & Safety Trade Expo2015)の帝人フロンティア㈱ブースにおいて「COOLING STAR」の試作品を展示。

■2016年/平成28年

  • 熊本地震
  • 災害用トイレの企画・設計・開発開始。 

■2018年/平成30年

  • 「空気循環装置」特許登録。
  • 「ほぼ紙トイレ」商標登録。

■2019年/平成31年/令和元年

  • 「簡易型トイレ」特許登録。
  • 第73回香川丸亀国際ハーフマラソン大会で「ほぼ紙トイレ」が使用される。
  • 「組立個室」意匠登録。
  • 「ほぼ紙トイレ」が平成31(2019)年度 東京都トライアル発注認定制度 認定商品に選出され表彰を受ける。